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BMW の記事一覧

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BMW E85 Z4M S54 走行中ナビの電源が切れる

マリオットマーキーズBMW整備ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はBMW E85 Z4 走行中ナビの電源が切れるとの事で入庫して頂きました。
こちらの車両はZ4MでE46M3と同じエンジンを搭載しておりかなり珍しい車両だと思います。

まずはナビが社外か純正か確認します。
今回は純正ナビが取り付けられていました。
次に症状確認を行います。
一般道を走行している時には特に症状は出ませんでしたが、故障メモリの確認をしたところ各ユニットに過電圧の故障メモリが入っていました。

過電圧の故障メモリが入ってましたがエンジンをかけテスターでオルタネーターの発生電圧を測ります。
暖気が完了していない時にはアイドリング状態で13V程発生していましたが、かなり暖まってきたタイミングで12.5V程しか発生しなくなり、回転数を上げると17V付近まで電圧が上がってしまいました。

念のためバッテリー状態やターミナルの緩みなどをチェックし何も問題無かったのでオルタネーター内部のボルテージレギュレータが故障していると判断しお客様にご説明させていただきました。
ご納得頂きオルタネーターの交換を進めていきます。

作業としては大掛かりな作業ではなくあまり外すものはありません。
ベルトを外し、オルタネーターを外すのに邪魔なプーリーなどを外しオルタネーターを取り外します。
新旧並べてみますが見た目ではなにもわかりません。

新品のオルタネーターを取り付けてベルト類などを元に戻しエンジンをかけ電圧などチェックします。
最初の時と同じ条件でテストを行い問題無ければ作業完了となります。

今回の車両は症状の再現まで時間が掛かりましたが色々と点検していく上では再現性も重要になります。
トラブルが起きた際にはなるべく放置せず早めに修理など行った方が他の部分に悪影響を及ぼさず最低限で修理できますのでまずは弊社にご相談ください。


BMW 7シリーズ(F01 740i) エンジンオイル 漏れ 点検 修理

マリオットマーキーズBMW整備スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

今回ご紹介する整備はBMW 740i F01型のオイル漏れ修理です。
走行中に焦げた臭いがするということでご入庫いただきました。

まずは臭いのチェックです。パッキンの劣化などが原因でエンジンオイルが漏れるとオイルがマフラーなどに垂れて焦げた臭いがすることが多いです。
特にBMWの直列型エンジンは斜めに配置されているので、レイアウト上、オイル漏れを起こすとオイルがマフラーに垂れやすいです。

それでは点検していきます。

エンジンルームを開けるとBMWでは定番のヘッドカバー辺りからエンジンオイルが漏れているのを確認できました。
このヘッドカバーは樹脂でできている為、パッキンの劣化の他にヘッドカバー本体にクラックが入り、オイル漏れを起こすこともあるのでエンジンのカバーを外して点検する必要があります。

ヘッドカバー本体を点検すると、本体からオイルが漏れていることを確認できました。
先ほど説明させていただいた通り、クラックが入ってしまっています。この場合はヘッドカバーAssy(※複数が組み合わされた構成部品)での交換です。

オイル漏れがひどく、すごい量のエンジンオイルがマフラーに垂れていました。

点検内容をお客様にご説明させていただきヘッドカバー本体の交換を行います。

このエンジンのヘッドカバーの交換には燃料高圧レールを取り外す必要があり、火災などの事故に気をつけなくてはいけません。

高圧レールを外し、各部配線をよけてヘッドカバーを取り外しました。

ヘッドカバーを組み付ける際は、ヘッドカバーのガスケットがずれないように慎重に行います。
ヘッドカバー交換後、試運転を行い問題がありませんでしたので作業完了となります。

今回はヘッドカバーからのオイル漏れでしたが、BMWでは他にもオイル漏れが起きてしまう箇所が沢山あります。
オイル漏れがひどくなるとマフラーに垂れたオイルが焼けて車両火災になる事例もあります。
オイル漏れなど他にも何か気になることがありましたら、ぜひ弊社へご相談ください。


BMW 5シリーズ F10 535i エンジン 不調 複数点検

マリオットマーキーズBMW整備スタッブログをご覧いただきありがとうございます。

本日のご依頼はBMW 5シリーズ F10 535i エンジン不調・エンジン警告灯点灯でのご依頼です。
こちらの車両にはN55エンジンが搭載されています。ターボエンジンでもNAの様なレスポンスが有り加速すればするほど気持ち良く回ってくれるエンジンです。
エンジン不調、警告灯が点灯しているとそのフィーリングも台無しになりますので原因を探っていきます。

BMW専用テスターを併用しながらエンジンルームを点検していくと社外品が取り付けられています。全ての社外品が悪いとは言い切れませんのでテスターの数値を見ながら慎重に判断していきます。
故障メモリが多数入っていますがどうやら社外品の影響では無さそうでした。

点火系、空燃費系の故障メモリが入っており何がメイン故障なのかを絞り込んでいきます。
かけ始めでは不調が現れない為電気的な故障ではないのではと思いエンジンルームを見ていくと何やら黒いゴムの切れ端みたいなものが多数ありました。

取り除いて確認すると以前にベルト切れを起こし破片が散乱していた様です。
点検当時ではベルト、テンショナー、プーリーが交換されていた為よく見なければ気がつかないものでした。

念の為リフトアップし、下回りを点検しているとエンジンフロント部分からオイル漏れがあり、よくあるオイルフィルターハウジングかと思いましたが清掃すると漏れていませんでした。
どうやらクランクプーリー裏からオイルが漏れている様で変な音もしています。
ベルトを外しクランクプーリーを外すとシャフトシールに穴が空いてオイルが漏れていました。タイミングチェーンも見えているのでエンジンチェックランプ、エンジン不調の辻褄が合います。

早速お客様に報告し、納得していただけたので作業に取り掛かります。
このオイルシール(シャフトシール)はベルトが絡んだ影響とエンジンの熱でかなり張り付いており外すのに時間がかかってしまいましたがエンジン、クランクシャフト部分に損傷を与える事なく取り外せました。

オイルが飛び散っていた為ベルトやエンジンオイル等を交換し元に戻していきます。
エンジンをかけてエンジン不調が直った事を確認し、テスターで故障メモリを削除後、オイル漏れが無いか走行テストを行います。
全て問題ありませんでしたので作業完了となります。

今回の様な複数の原因から絞り込んでいくのは難しい部分もありますが、弊社では専用テスターで細かく確認する事ができますのでお困りの際はまずお問合せください。


BMW 7シリーズ G11 エアサス 点検 修理

マリオットマーキーズBMW整備ブログをご覧頂きありがとうございます。

本日はBMW 7シリーズ G11 の車が傾いているとのご依頼です。
G11はそこまで古い車両では有りませんが故障に年式は関係ありませんね。

早速車両の点検をしていきます。
外観上で右リアがかなり傾いているのが確認できます。

エンジンを掛けた段階では車高が上がり、一日くらいは保っていましたがやはり落ちてしまいます。
G11では4輪ともエアサスを搭載しているのでまずはエア漏れを疑います。

リフトアップしている途中で右リアのエアサス内部から漏れている音がしていました。
ほぼ原因は確定ですが他にも漏れがないか点検していきます。
コンプレッサー、バルブブロック等点検を行いエア漏れが無かったので右リアエアサス本体のお見積もりをしご納得頂けたので作業をしていきます。

G11の場合トランク側からリアショックにアクセスできないのでリアシート側を分解しリアショックにアクセスします。

室内をどんどん分解していき、次にホイールハウスを外してやっと見えてきたのでリアショックを外していきます。

リアショックは非分解なのですが原因が内部リークというザックリとした内容なので分解して確認してみますとサスペンションエアバックに亀裂が入っていました。
2ミリほどの亀裂でしたのでこれなら一瞬で下がらないにしても直ぐにエアが抜けてしまいますね…

新品と交換して元に戻していき、エアを充填し、漏れの確認を行いとりあえず交換作業は完了です。

ここからテスターを接続し車高のキャリブレーションを行います。この作業を行わないと車が傾いてしまったりする原因にもなります。
無事セットアップも終わりましたので試運転を行い再度漏れのチェックを行います。
異常がない事を確認し作業完了となります。

今回のような比較的新しい車両でもマリオットマーキーズは対応致します。
ディーラー保証が切れて高額修理になりそう…等ご相談頂ければ対応可能な場合がございますので是非お問合せください。


BMW 3シリーズ(E90/320i) パワーウィンドウ 故障修理

マリオットマーキーズBMW整備スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

本日の整備はBMW E90のパワーウィンドウ修理です。

左後ろの窓が下がったまま上がらなくなったということで入庫いただきました。

パワーウィンドウが作動しなくなる事例はBMW車にとても多いです。

パワーウィンドウは、ドアガラスを支えて上下に動くレールの役割をしているパワーウィンドウレギュレーターとそのレギュレーターを動かすためのパワーウィンドウモーターで構成されており、そのどちらかが故障すると今回のようにパワーウィンドウが正常に作動しなくなります。

レギュレーターにはアーム式、ワイヤー式などがありますが基本的にBMWのレギュレーターはワイヤー式が使用されており、ワイヤー式のレギュレーターでは古くなってくるとワイヤーが伸びたり切れたりすることがあります。
では早速点検していきます。左リヤのパワーウィンドウを操作するとモーターの動く音がしますが、全くドアガラスが動かず上がりません。モーターの作動音はするので、おそらくレギュレーターの故障だと思いますが、レギュレーターのワイヤーが伸びたり切れたりするとワイヤーがモーターのギヤに噛み込み、ギヤが損傷していたりするのでドアトリムを外して実際に点検する必要があります。

ドアトリムとドアインシュレーターを外して点検を行なうと、やはりパワーウィンドウレギュレーターのワイヤーが伸びてレールから外れていました。

これが窓ガラスが上がらなくなった原因でモーターには損傷はありませんでした。
お客様にご説明させていただき作業を進めていきます。レギュレーターの他にドアのインシュレーターの交換も行いますが、理由はインシュレーターの劣化や取り付け不良で雨漏れを起こす可能性があるためです。

レギュレーターを交換した後、丁寧にインシュレーターを取り付けます。

その後ドアトリムを取り付け、作動確認とパワーウィンドウの初期化を行って問題がありませんでしたので作業完了となります。レギュレーターの可動部にしっかりと給油を施したこともありドアガラスがスムーズに動くようになりました。

今回はBMWでしたがパワーウィンドウの故障は他の車種でもよく起こります。パワーウィンドウを操作した際にドアガラスの動きが遅くなってきたり、ギギギなどという異音がしている場合はパワーウィンドウが作動しなくなる前兆であることが多いので該当する場合や何か不安なことがありましたら、弊社にご相談いただければと思います。


BMW 1シリーズ(F20/116i)車検

マリオットマーキーズBMW整備スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

本日はBMW F20車検作業です。

BMW F系も、もうそろそろ10年近く経つ様になり故障も多くなってくる車両となりました。まだまだ長くお乗り頂くために色々な視点から見ていきます。

今回は車検取得に伴い点検を進めていきます。

ワイパー等の消耗品のチェックやメーターパネルに表示される警告灯のチェック、ボンネットを開け、エンジンオイルや冷却水の漏れをチェックしていきます。
リフトアップを行い下廻りの点検では各部アームのブッシュ切れやブーツ切れを確認していきます。
今回はヘッドライトのロービームが片側不灯になっていたのとベルト回りに劣化が見られました。

まずはヘッドライト不灯の原因を探ります。
片側は点灯するので簡単にできる点検としてバルブを左右入れ替えてみます。

しかし点灯しないので他に原因がありそうです。

ヘッドライトをよく見ると点灯しない方のヘッドライトに水が入っていました。
ヘッドライト下部にはライトのコントロールユニットが有ります。

ユニットを外し確認すると基盤が水で腐ってしまっていました。
念の為ヘッドライト側のコネクターを見たところ、そちらも腐ってしまっていたのでヘッドライト、ライトコントロールユニット交換となります。

ここは高額部品にはなりますが、消耗品と合わせて見積もりを作成、ご説明を行いお客様にご納得いただけたので作業を進めていきます。

ヘッドライト交換するにあたりフロントバンパーを外しますが点検時に外してありますのでヘッドライトの位置を決め交換していきます。

慣れていますのでサラッと作業していきます。後は逆の手順で戻していきワイパーやエンジンオイル、フィルター、エアエレメント、エアコンフィルター(マイクロフィルター)などの消耗品の交換を行いヘッドライトの点灯チェックを行います。

点灯を確認出来たのでロードテストやエンジンオイルレベルなどの確認を行い、作業完了となります。
無事車検も取得いたしました。

前述にある通りBMWのF系もデビューから約10年近く経ちます。
E系に比べればだいぶ故障は少ないと思いますが、定期的なメンテナンスが無ければ思わぬ故障を招く原因にもなりかねません。
少しでも車に異変があった場合や気になる点がありましたら是非弊社に相談して頂きたいと思います。


BMW E90 320i オイル漏れ修理

マリオットマーキーズBMW整備STAFFブログをご覧いただきありがとうございます。

本日はBMW 3シリーズ E90 320i オイル漏れ修理です。
BMWを代表する普及車3シリーズで、最近はF系をよく街中で見ますがまだまだE系の3シリーズも現役で人気があります。
台数が多いからこそ修理事例もたくさんあり、今回の修理は定番と言っても過言ではない修理でもあります。

まずはエンジンルームから点検していきます。

左奥に見えるエキゾーストマニホールドの上にある遮熱板にオイルが付着しているのが見えます。
この場合、一部例外(ヘッドカバーの割れ等)を除いてヘッドカバーガスケットが劣化して漏れてしまっているのが原因になります。
さらにそのカバーの裏側にはブレーキの負圧を作るバキュームポンプが有りバキュームポンプも漏れていました。

次に下回りの点検も行います。
アンダーカバーを外すとエンジンオイルを溜めておくオイルパンがあります。
ここもガスケットのゴム部分が劣化してしまい写真の様に漏れてきます。

他にはオイルフィルターハウジングもよく漏れる箇所になり写真には写ってないのですが漏れがあったので上記4点のオイル漏れ箇所をお客様にご案内しそれぞれの交換作業を行います。

まずはヘッドカバーガスケットから行います。

ACフィルター(マイクロフィルターとも言います)等邪魔になる配線を外し、タワーバー、イグニッションコイル等も外します。
ヘッドカバーを外しゴム製のガスケットを交換、バキュームポンプのガスケットも交換します。

逆の手順で組み付け次に移ります。

オイルフィルターハウジングの作業ではまずオイルフィルターを外し、フィルターハウジングを取り外します。
フィルターハウジングの横にはオイルヒートエクスチェンジャーが有り、中に冷却水とエンジンオイルが入っているのでそのガスケットも交換し、清掃を行ってから組み付けます。

次にリフトアップしエンジンオイルパンのガスケット交換を行います。

この作業ではフロントのアクスルキャリアを下ろしての作業になり外す物もかなり有りますが慣れていますのでサラッと外していきます。
オイルパンが外れたらガスケットを剥がし清掃してから組み付けていきます。

冷却水周りも外したのでエア抜きも行い作業は完了しましたが外した部品がかなり有り、フロントアクスルキャリアも外していますのでステアリングセンターのズレが無いか、各部オイル漏れ、クーラント漏れが無いかのテストを行います。
オイル漏れ、クーラント漏れ、ステアリングセンターのズレがない事を確認して完了になります。

輸入車はエンジンオイルの油圧を使い色々な機構のコントロールを行なっています。
定期的なオイル交換も必要ですがオイル漏れを放っておくとエンジン本体にダメージを負ってしまう場合がありますのでエンジンルームを確認した時等、気になる漏れがありましたら一度弊社にご相談いただければと思います。


BMW X5 E70 30i xDrive エアサス修理

マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日の整備はBMW X5 E70 30i xDriveのエアサス修理です。

リアの車高が下がるということで入庫いただきました。

症状の確認を行うと右リヤの車高が下がっており、エンジンをかけると車高は上がり左右で車高の差はなくなりました。

E70ではリアのサスペンションがエアサスペンションになっており、エアコンプレッサーでエアーを送っています。
エンジンをかけると車高が正常の位置に上がるということはそのサスペンションにエアを供給しているコンプレッサーの作動に問題はありません。

コンプレッサーが故障している場合は吐出量不足などにより車高が正常位置まで上昇しなかったり、作動せずに車高が全く上昇しないなどといった症状になります。

今回の症状の様に車高の左右差は出ないはずです。
右リヤだけ車高が落ちているのでエアサス回路のバルブの故障やエア漏れの可能性があるため、まずはエアサス回路にエア漏れがないかリフトアップをし石鹸水を使用して点検していきます。
各ホースや接続箇所に漏れはなかったのですが、右リヤのエアサス本体からほんの僅かエアが漏れていることがわかりました。石鹸水をかけるとエアバックから泡が出てきているのがわかります。

このエア漏れが原因でエンジン停止後などのコンプレッサーが作動しない状態で、右リヤのエアサスのエア圧力を維持できずに車高が落ちていました。

お客様に原因をご説明し、今回は左右のエアサスペンションの交換を行いました。

エアバック内はすごい圧がかかっているため、エアサスの交換には専用のテスターを用いてエアバック内の圧を抜く必要があり、その予備作業を行わないととても危険です。
交換後テストを行い問題がありませんでしたので作業完了となります。

今回はBMW E70でしたが、輸入車のエアサスシステムの故障はどのメーカーでも少なくありません。そして今回のようなエア漏れの状態などを放置していると連続してエアコンプレッサーが作動することになるので、焼き付きなどを起こしコンプレッサー本体の故障などにもつながりますので、何か気になることがあればご相談いただければと思います。


BMW X5 E70 エンジン始動できない 点検 修理

マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はBMW E70 LCI X5 N55 エンジンが始動できないとの事でレッカーにて入庫いただきました。
X5に搭載されているN55エンジンはツインスクロールターボ搭載でとても力強く、フィーリングの良いエンジンです。
先代のN54エンジンから変わり故障も少なくなってきましたがやはり輸入車には故障が付き物ですね。

まずは症状確認から行います。

ドアを開けた時にルームライトは点灯していますのでバッテリーの完全放電は無さそうです。

イグニッションONにし、スタートボタンを押してみますがエンジンが掛かる気配は一切しません。

イグニッションONになるからとは言えバッテリーのスタート容量が無ければスターターは回りませんのでバッテリーの確認も行います。

バッテリーは弱っていましたが電圧が12V前後ありSOHのパーセンテージ的にも始動には十分でした。
もう一つ問題があり、この車両は電子シフトの為イグニッションONではニュートラルに入れる事ができずレッカー車から降ろし移動する事ができません。
ですが仕組みを理解しているのでシフトのパーキングロックを解除し工場へ移動していきます。

BMW専用テスターを使用し故障メモリを読み出します。
電圧低下等のメモリはありましたがこれと言った故障メモリもなくスターターへの信号線、電源線は問題ありませんでした。
ですのでスターター本体を疑っていきます。

まずはスターターがインテークマニホールド下にあるのでバッテリーのマイナス端子を外し周辺の部品を外していきます。

インテークマニホールドを外すとようやくスターターが外せますので外して単体テストを行います。

バッテリーを直結させ単体テストを行いスターターが一切回りませんでした。
原因は確定しましたが、一応確認でスターターの故障を疑った時に叩く事が有るのでコンコンと叩いてみたところ一瞬だけ回りましたがこれではクランクシャフトを回す力が無いので使い物になりません。

バッテリーと合わせてスターター、その他補機類を外した時に必要なガスケット類のお見積もりをお客様に説明し交換を行いました。
交換作業自体は点検時に分解していましたので新しいスターターを取り付け元に戻していきます。

バッテリーを交換したので交換登録を行います。

始動テスト、ロードテストで問題有りませんでしたので作業完了になります。

今回の様な症状では既にエンジンがかかりませんでしたがスターターが壊れかけている時やバッテリーが弱っている場合、始動できる時があったり、始動できない時があったりする事があります。
始動性が悪いな…と感じたときには先ず弊社へご相談ください。


BMW M5 E60 5.0リッター V10 SMG エンジンチェックランプ点灯 点検修理

マリオットマーキーズ整備ブログをご覧頂き有難うございます。

今回はBMW E60 M5 5.0リッター V10 SMG エンジンチェックランプ点灯修理です。

症状は走行中にエンジンチェックランプが点灯し、あるエンジン回転数から上がらないという症状でした。
せっかくの高回転型V10エンジンが吹け上がらないのはもったいないですね。

エンジンチェックランプの原因は様々ですのでまずは症状確認を行い原因を絞っていきます。

アイドリングはバラつきなく安定していました。
定番と言えるイグニッションコイル、スパークプラグの原因では無さそうです。

確かにあるエンジン回転数から吹け上がらずエマージェンシーモードに入っている様で、さらに原因を探る為BMWテスターにて故障メモリを確認していきます。
故障メモリは多数入っていましたが付随故障としてメモリが残っている場合もあり、その中でも1番怪しいと思われる部分のトラブルシュートを行います。

今回故障していたのはスロットルアクチュエーターと言われる部分でE60 M5 の場合、V10エンジンの片側5連スロットルで両バンク一個づつ付いています。

エンジンが吹け上がらない原因はここにありバンク1、バンク2の両方が故障してしまっていました。
この箇所は中々の高額部品ではありましたが、お客様にご説明し、両バンクのスロットルアクチュエーターを交換作業しました。

まずはインテークマニホールド、両バンクスロットルを外します。

作業自体は難しい作業ではありませんが注意して行わないといけないポイントがありますので慎重に作業を行います。

両バンクのスロットルアクチュエーターを交換し、学習値の初期化、故障メモリ消去を行い無事にエンジンチェックランプが消えましたので最終チェックとしてロードテストします。

高回転型V10エンジンらしい最高のサウンド、フィーリングを取り戻しました。

BMW専用テスターも完備していますので、今回のようなエンジンチェックランプ以外でも対応可能ですので一度弊社にお問い合わせしていただけたらと思います。


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